インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

アンケート

財団法人中華経済研究院という団体から《外籍人才在台工作之適應度及居留情形問巻調査表》というのが郵送されてきた。どうやら、海外から招聘する科学技術関係の人材について、よりよい人材を惹きつけるために台湾が改革すべき課題は何か――を探るためのアンケートらしい。同じ職場に働く何人かのエンジニアにも送られてきたみたいだから、居留証申請書などのデータから抽出して送っているのだろう。私は残念ながらエンジニアじゃないのだが。
全部で五十ほどの質問があって、例えば「台湾の全体的な環境についての満足度」というテーマでは、「外貨導入政策」「法規法令の合理性」「国際的な輸送手段の利便性」「社会の治安」などなどについて、「とても不満/不満/普通/満足/とても満足」の五段階で評価するようになっている。
他にも「台湾での就業環境」や「台湾での生活環境」など様々なテーマに細かな項目が並んでいる。「調査の目的以外には使用しない」とはされているものの、個人的なデータもかなり細かく書き込む必要があり、これに積極的に協力する外国人が果たしてどれだけいるだろうか、と要らぬ心配をしてしまう。
だいたい私はアンケートというものをあまり信用していない人間で、特にマスコミがよくやっている電話による世論調査など、かなり誘導尋問に近い設問じゃないか〜? などといつもテレビやラジオに向かってツッコミを入れている。
このアンケート冊子には昨年の調査結果も添付されていて、それによるとほとんどの項目で五段階評価の平均が2.5とか2.8とか3.2とか……つまり当たり前の平均的な結果しか出ていない。もちろんどういう職種の人がどの方面に不満が多いとか、いろいろデータの読み方・統計の出し方はあるのだろうが、こういう調査がどこまで有効なのかな、と少々懐疑的だ、私は。
普段どうしようもない台湾のお役人*1とばかりつきあっているから、こうした行政府の諮問機関みたいなところがやるアンケートにまで、ついつい斜に構えた態度を取ってしまうのかもしれない。すみませんね。

*1:失礼。お役人にも優れた方はいるけどね、たまに。