インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

日本のゆくえ アジアのゆくえ

広瀬隆/日本実業出版社/ISBN:4534038054)を読む。大陸中国の発展と日本が被る影響から説き起こし、郵政民営化と日本の金融、年金問題、狂牛病、日本の国内産業、燃料電池まで幅広い視点からいまの問題と今後の展望をさぐっている。『危険な話』から一貫している、多数のデータやグラフを駆使する手法は健在。経済的にも国際的な立場からも、アメリカ追随をする時代は終わったと述べる論旨には快哉を叫ぶ。
これだけ舌鋒鋭い広瀬氏が、ただひとつタバコの問題についてはたちまち「なまくら刀」に堕してしまうところが笑える。なんでも一日五十本は下らないヘビースモーカーなのだそうだ。