インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

萬安演習

午後二時から三十分間、プラントの全ての門が閉鎖され、屋外の作業者は全員建物の中に入るように指示があった。いきなり何かと思ったら“萬安演習”という、大陸からの侵攻を想定した緊急対応訓練。
数日間かけて地区ごとに行われるもので、今日は台湾南部全域で一斉に実施された。こういうのが今でもあるのが台湾ならでは……かな。
とはいえ、空襲警報のサイレンが鳴るわけでもなく、戦闘機やヘリコプターが飛び交うでもなく、みんなだらだら屋外で仕事を続けていて、ぜんぜん緊張感がない。まあこんなへんぴな海辺のプラントまでいちいち視察にくるお偉方もいないのだろう。なんだかうやむやのうちに終了。以前は電灯を全て消すところまでやったそうだが、最近はそこまでは要求されないんだとか。
ちょうど高雄市の中心街に出かけていた同僚は、訓練のことを知らずに往来を歩いていて、建物の中に入るよう注意されたと言っていた。一部ではキチンと訓練が行われたようだ。