インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

またまたある設備の試運転で、「何かあったとき」のために通訳者の私もスタンバイということで日曜出勤。スタンバイしている間、一日中英語の資料を“國語”に翻訳するための下準備*1にあけくれる。これはお役所への申請資料の一部だが、お役所の嫌がらせで、英語の資料を全文“國語”に翻訳する羽目になったもの。
ここで「嫌がらせ」と言っているのは揶揄でも誇張でも何でもない。まさに官庁が自ら判断を下すのを先送りさせたい(つまり責任逃れ)がため、あるいは我々からのそれなりの付け届けを欠いたために「まあ、ちょっとあいつらの工事、足踏みさせとけや」的に民間企業をいじめる「嫌がらせ」である。全文“國語”に翻訳したって、官庁は一ページも読みはしない。
本質的に何の意味もない翻訳の仕事をするのは、正直に言って苦痛だが、これも仕事。
試運転のほうは幸い何事も起きず、夜八時過ぎで放免になった。

*1:膨大な資料の整理と翻訳者への指示。英語→“國語”の翻訳は、その道のプロに依頼する。