インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

這等於殺牛的去抓魚。

週末の定例会議で台湾側の代表が政府機関の対応を揶揄して言っていた。
ある施設に関して、操作の安全性や事故の発生確率などのリスク評価を行った。それを現在政府機関が審査しているのだが、特殊な設備のため政府側も審査に自信がなく、安全基準に関して一番厳しい原子力発電所関係の学者・専門家グループにチェックしてもらうことになった。だがいくら学者・専門家といっても、この施設自体がほかにない特殊なものなので、審査できるわけがない。それで「これは牛の屠殺屋が魚を捕るようなものだ」というわけ。
今日この発言を聞いた時、まあ一種のユーモアだし、「屠殺」とか「絞める」「殺す」などといった言葉が会議の雰囲気にそぐわないなと思い、とっさに「牛追いが魚を捕りに行くようなものです」と訳出した。「不実な美女」になってしまったかな。
この台湾側代表はこういうたとえで政府機関を皮肉るのが好きな人。科学的には何の根拠もない厳しい設備改善要求をしてくるお役人を皮肉って“這等於夜路上遇上強盜(夜道で強盗に出くわしたようなものだ)。”などと言ったりする。役人の要求にはバンザイして従わざるをえない、ということだ。