インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

追殺比爾2:愛的大逃殺

劉徳華・張學友・曾志偉など香港大物明星総出演の『江湖』が今週からロードショーだとばかり思いこんでいて、いそいそと映画館に出かけるが、まだだったので『キル・ビル2』を観る。第一作も同じ映画館で観て、途中からなぜだか激しい頭痛に襲われた。今日はそんなことはなかったが、館内、冷房が効きすぎて寒い寒い。まわりの皆さんは平気そうだったが。
おもしろくて途中何度も笑った。また、棺桶に詰め込まれて生き埋めにされるところや、毒蛇にかまれるところ、エル・ドライバーとの死闘シーンなど、相変わらずクエンティン・タランティーノ監督の画面は、奥歯の神経がうずくような気味悪さに満ちている。こういう画面を作ることができるというのは、やはり才能なのだろうと思う。
だが、映画としてはどうだろう。登場人物のみんながみんな、アルミホイルのように薄っぺらい。映画に求めるものは各自違っているのだからこんなことを言ってもしょうがないが、観て気持ちが豊かになる映画ではない(そんなものを目指しているんじゃない、と言われそうですね)。第一作・第二作とも、私は二度と観たいとは思わない。