インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

《譯口同聲》(蒋希敏/我識出版社/2003年)を読む。筆者は台湾でトップクラスの通訳者(英語)。この本は《聯合報》に連載されていたコラムを一冊にまとめたものだ。《譯口同聲》という題名は“異口同聲(異口同音)”のもじり。通訳業務の体験談や裏話、通訳訓練の紹介などをしたよくある類の本だが、この人のいいところは小難しい言い回しを一切しないこと。明快でとても読みやすい。しかもユーモアたっぷりで掛詞やだじゃれ、引用なども巧みだ。さすがは言葉の専門家だなあ。