インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

午後一時から九時まで八時間連続の会議、逐次通訳。途中に五分間の休みが三回しかなかった。今進めているプロジェクトのHAZOP(Hazard and Operability Study)に関する討論だが、実はリスク評価や危害分析などが話題の中心ではない。お互いが将来の交渉を見据えて、腹のさぐり合い。しかも台湾側ははじめから討論などする気はさらさらなく、一歩たりとも譲歩しない、何が何でもこっちの意見をのんでもらう、という態度で臨んでいるから、話などまとまるわけがない。
とにかく今日の台湾側はサボタージュが目的だから、ああいえばこういうの繰り返し*1。単に責任逃れであり時間稼ぎなので、とにかく八時間、消耗ばかりする不毛な会議だった。台湾側にさえ、こうした身内の態度にあきれかえって途中退席する人が続出。
たとえは悪いが、穴を掘らせ、掘り終わったらまたその穴を埋め戻させる、とか、石をこちらから向こうへ運ばせ、運び終わったらまた向こうからこちらへ戻させる、といったナチスの強制収容所の精神的拷問を連想させる。全く意味のない会話、何の意義も見いだせない討論というのは、本当に身体にこたえる。

*1:よくここまで意味のない主張を堂々と展開できるなあと、変に感心した。きょうの台湾側出席者、頭がキレることだけは確かだ。