インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

クールでキャッチーでアンビリーバボーなナンバー。

通訳者のandaさんによると、台湾人がよく使う英語に“complain”や“delay”などがあるそうだ*1。同感。私の職場でもこのふたつの他、“argue”や“fighting”なども頻出単語だ。総じてマイナスイメージの単語だというのがおもしろい。これは要するに、“國語”で言うのは直裁に過ぎるので、英語を使うことで意味や語気を和らげている、ということなのだろうか。「原発阻止!」じゃ今時スローガンとしてもあまりになんなので、「ストップ!げんぱつ」などと言い換えるようなものか。
今の現場にやってきた時は、ここの施設についてほとんど知識のない状態でいきなり放り込まれた。少々特殊な設備と工事なのでほとんど前例がなく、従って資料もほとんど集まらない状態での赴任だった。だから最初の頃は日本側が「サイドウォールギャップエポキシグラウトしたのち、インターメディエイト・コンファメーション・テストを行います」などと発言するのを、ほとんど泣きながら訳していた。背景を(とはいえほんの表層の知識だけれども)詰め込んである現在では、あたかもギョーカイ通のような顔をしながら“我們在側壁的間隙部分灌滿環氧樹脂之後,進行‘中間確認測試’。”などと訳せるけれど。エンジニアさんは割と英語をはさんで話すのが好きなようだ(もちろん人にもよるが)。

*1:http://anda29.cocolog-nifty.com/tainan_diary/2004/04/post_6.html