インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

牛肉麺

QianChong2004-04-10

来週はまたシビアな会議が入るかも知れないから、休めるときに休んでおいて……ということで、久しぶりの週休二日。街で髪を切ったあと、近くの「四川牛肉麺」という看板が出ている食堂で“牛肉乾麺”を食べる。スープ付きで小椀九十元。味は、まあまあ。
牛肉麺”といえば、以前大陸でよく食べた“蘭州牛肉拉麺”を思い出す。あちらのそれは、台湾とちがい、牛肉など申し訳程度にしかのっていない。それに申し訳程度の香菜。だが、麺自体は台湾よりおいしかった。台湾のはたいがい既製品の半生麺が多いが、あちらのはその場で実際に“拉”(ひっぱる)する本当の“拉麺”だった。
注文すると、店の兄ちゃんが青白い怪しい水(たぶん鹹水か灰汁)を混ぜつつ小麦粉のかたまりをばんばん叩きつけ、伸ばしていく。一本が二本、二本が四本、四本が八本、八本が……と細く伸ばしていき、沸き立った鍋におもむろに放り込む。こうしてできた麺はコシがあって、のどごしがよくて、本当においしい。
ある日帰りが遅くなって、閉店間際に駆け込み、注文したときはすごかった。スープがいつもと全然違う。どうやら鍋の底に残っていた最後の一杯ぶんを注いでくれたらしい。スープのだしやらエキスやらがぐぐっと濃縮されたものが丸ごと注がれている感じで、濃厚なことこの上ない。もともと具などないに等しいあちらの牛肉麺だったが、このまったり濃厚なスープでコシのある打ち立て麺を食べた、あれが今までで最高においしかった一杯だ。