インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

日本映画は金を払っては観ない

というのが原則だったのだが、今日は高雄の「華納威秀(ワーナー・ブラザーズのシネコン)」に行ったらちょうど北野武監督の『座頭市』をやっていたので、ついつい観てしまった。
もとより早い時間だったので客の入りも十名程度と悲惨だったが、とにかく映画自体が大駄作。ストーリーも陳腐なら演技もせりふ回しもへたくそきわまる。それに、あまりにもひとりよがりな北野流ギャグ。笑う気にもなれない。タップダンスを取り入れた部分も単に浮いているだけ。若いダンサーたちが明るい顔で「自己表現」する分、こっちは白けてしまう。こんなのにお金を払ってしまった台湾の観衆に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
北野武の映画はこれまでに何本も観ているが、そのたびに後悔している。周りが「世界のキタノ」などとおだて上げるものだから、本人も調子に乗っているのだろうが、そういうマスコミの評価に踊らされて何本も観ている自分も猛省を迫られるべきなのだろう。
ここに誓う。北野映画はもう二度と観ない。日本映画に金を払うのも金輪際やめにする。