インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

芝居

神の雫

先週の火曜日から、ドラマ『神の雫』が始まりました。 http://www.ntv.co.jp/shizuku/ パソコンで録画しておいた第一回目を先日ようやく見たのですが……ううむ、主人公・神崎雫を演じる亀梨くんの演技はまあコメントするのも野暮というものですが、わはは、ツ…

火宅か修羅か

題名からも分かるように、壇一雄の『火宅の人』に想を得たらしい平田オリザ作の青年団公演。例によってせりふのリアリティを極力追求した、抑えに抑えた演技がじりじりと一時間半続く。音響は一切なし。照明の変化も一切なし。ある旅館に集う、それぞれに訳…

夏の夜の夢

ジョン・ケアード演出のシェイクスピア劇。 【ネタバレがあります】 バンドの生演奏やダンス、歌などを取り入れた楽しい舞台。回り舞台を使った装置は、ほどよく現代的、ほどよく古典的で分かりやすい。シェイクスピア劇は様々な方法がやり尽くされているか…

下周村

「青年団」の平田オリザと北京人民芸術劇院の李六乙が共同で戯曲を書き演出するというプロジェクト。日中双方の俳優が出演し、日本語と中国語が混在したセリフになっている。 【ネタバレがあります】 劇場に行ってみると一番前の席で、シートに資料が置いて…

コペンハーゲン

1941年の秋、ドイツ人物理学者ハイゼンベルクが、ユダヤ人物理学者にして師でもあるボーアの自宅を訪れる。食事の後、ほんの十数分間の散歩から帰った二人はただならぬ様子で、かつて共同で量子力学を確立した二人はこの日を境に袂を分かってしまう。 二人の…

わたしは血

ヤン・ファーブルが演出・構成した舞台。演劇というかダンスというか、パフォーマンスというかインスタレーションというか、とにかくまあ「舞台作品」としか言いようのない作品。 http://www.saf.or.jp/p_calendar/geijyutu/2007/d0216.html 【ネタバレがあ…

タカトシ寄席 欧米ツアー2006

「芝居」じゃなくて、漫才のライブ。しかも劇場に見に行ったんじゃなくてDVDを借りてきたんだけど。 【ネタバレがあります】 タカアンドトシが新作漫才をカウントダウン方式で十本連続披露するという、すんばらしい企画。 おなじみ「『○○か!』漫才」もあれ…

ソウル市民三部作

平田オリザ作・演出の青年団公演。日本の植民地支配下にあるソウルで文房具店を営む篠崎家、その1909年から1929年までを描く、『ソウル市民』、『ソウル市民1919』、そして新作『ソウル市民 昭和望郷編』の三部作連続上演だ。 http://www.seinendan.org/jpn/…

ナイス・エイジ

ナイロン100℃の公演。例によって長大な上演時間だが、シリアスとギャグが間断なく織り交ぜられ、時間の長さを感じさせないおもしろさ。 舞台装置にも音楽にも映像にも手がかかっていて、しかもそれがすごく誠実な「手作り感覚」……と言っちゃうとチープな印象…

タンゴ・冬の終わりに

二十年前に渋谷のパルコ劇場でこの芝居を見たときの衝撃といったらなかった。今でもいろいろな場面をありありと思い出せる。そんな思い出の作品が同じ蜷川幸雄演出で再演というので、チケットぴあのプレリザーブに申し込んでおいたのだが、抽選結果ははずれ…

書く女

二兎社の新作、今回は樋口一葉の日記を題材にした二幕もの。 【ネタバレがあります】 平日のマチネだからか、満員の場内はかなり年齢層が高かった。本当は九日の「体育の日」にチケットを取ってあったのだが、出張で行けなくなったため派遣先の先生に差し上…

クラウド・ゲイト舞踊団

台湾の林懐民率いるダンス・カンパニー、クラウド・ゲイト舞踊団(雲門舞集)の公演。「行草三部作」のうち「行草・貳」と「狂草」が日本初演というので見に行ってきた。 中国拳法でよく見かける、足を高く上げて手のひらにパンと当てる動き(あれは何という…

カルミナ・ブラーナ

きのう観た新国立劇場バレエ団による現代バレエ。オリジナル作品の振り付けを担当したデヴィッド・ビントレーを迎え、日本人ダンサーを中心にして英国での舞台を再現した日本初演の作品だ。 一九三〇年代に発見されたという、十三世紀ドイツの詩。これにカー…

歌わせたい男たち

出張前に観た二兎社の公演。久しぶりにベニサン・ピットへ行った。 「日本では先生が国歌を歌わないと罰を受ける」という話。チラシによればもともとこの公演はロンドンの劇場との提携公演になるはずだったのだが、このテーマがあまりにも「普遍的じゃない」…

夢・桃中軒牛右衛門の

劇団青年座の芝居をひさかたぶりに見た。下北沢の本多劇場に行ったのも何年ぶりだろう。孫文をはじめとする革命に殉じた人々を物心両面から支援した宮崎滔天の半生を描いた物語。宮本研が書いたこの芝居、初演はなんと1976年だそうだ。 古い脚本だが、舞台は…

李香蘭

劇団四季「昭和の歴史三部作」連続上演の一環だそうだ。浜松町の四季劇場に初めて行った。 【以下、大いにネタバレがあります】 これまで見た輸入物のミュージカルに比べ、オリジナルのこの作品はなかなかいいなと思った。当たり前だけど楽曲に歌詞やセリフ…

コミュニケーションズ

新国立劇場のシリーズ企画「笑い」の第二弾。渡辺えり子の演出で、いとうせいこうやケラリーノ・サンドロヴィッチや別役実らのショートコントを十数本集めて一つの芝居に構成した実験的な作品。新国立劇場小劇場内をレトロな芝居小屋に見立てて、わずかな観…