インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

北欧旅行記

北欧旅行の記録です。

サウナのあるところ

ヨーナス・バリヘル、ミカ・ホタイネン共同監督の映画『サウナのあるところ』を観ました。サウナに関するフィンランド映画、という情報のみで映画館へ向かったのですが、静謐な雰囲気の中に深い味わいを残す素敵な作品でした。【以下、一部に映画の具体的な…

料理に合わせるノンアルコールの飲み物・その2

中高年にいたって、お酒がほとんど飲めなくなりました。でも食事のときに何か飲み物を料理に合わせたいのです……。かつてビールやワインなどを浴びるほど飲んでいた(それでもほとんど酔わないどころか翌日も快調)頃には、そんなことで頭を悩ますようになる…

料理に合わせるノンアルコールの飲み物

ヘルシンキでは現代フィンランド料理のお店二軒に行ってみました。いずれも食材に自然素材やオーガニックなどを謳っていて、なおかつ芸術的な盛り付けで小さな料理をいくつも提供するコース、つまり会席料理みたいなスタイルのお店です。どちらもコースに合…

「開いててよかった」から離れて

この夏、フィンランドでなかば「暮らすように」旅をしていて印象深かったのは、かの地のお店の営業時間が短いことでした。いえ、短いというより普通といったほうがいいのかもしれません。要するに「9時−5時」であったり週末や休日には閉まっているというだけ…

レイパユースト

この夏はフィンランドの田舎をレンタカーで旅行して、よく沿道のスーパーで食材を買い込んでいました。そのときに偶然買って食べたチーズがとてもおいしくて、すっかり気に入ってしまいました。見た目は「焼いたはんぺん」みたいなこのチーズ、名前は「leipä…

しまじまの旅 たびたびの旅 106 ……縮み行く日本のお手本として

フィンランドを旅行したのは二度目で、特に夏のフィンランドは初めての体験でしたが、いろいろ「いいな」と感じる部分がありました。もちろん、そうはいっても「隣の芝生は青い」の諺通り、とかくよそ様の国度はよく見えがちですし、旅人ならではのノスタル…

しまじまの旅 たびたびの旅 105 ……おしゃれではあるけれど

ヘルシンキに戻って、帰国する前にもうひとつ公衆サウナに行ってみようと思い、有名な「Löyly(ロウリュ)」を予約しておきました。そう、ここのサウナだけは観光客にも人気の高いスポットで、予約が必要なのです。2時間限定でロッカーとタオルとサウナマッ…

しまじまの旅 たびたびの旅 104 ……街とのご縁と電動キックボード

エストニアのタリンには都合二泊三日の予定で出かけたのですが、急遽予定を早めて二日目にヘルシンキへ戻ってきてしまいました。タリンの旧市街があまりにも観光客でごった返していて、ちょっと意気消沈しちゃったからですが、思えば今回のタリン行きはいろ…

しまじまの旅 たびたびの旅 103 ……タリンのサウナと旧ソ連兵士像

ヘルシンキからフェリーで約二時間、エストニアの首都タリンにやってきました。フィンランド語もそうですが、エストニア語はもっと読めません。異国にやってきた感満載です。でもエストニア語とフィンランド語はかなり近しい関係にあるとかで、ところどころ…

しまじまの旅 たびたびの旅 102 ……「川口」で車とお別れ

北カルヤラ地方のヴァルティモ(Valtimo)から、カルヤラの中心都市ヨエンスー(Joensuu)まで一気に100km以上を南下しました。ほとんどまっすぐの道に、両側は針葉樹の林が延々と続いて、何十キロもほとんど風景が変わりません。高速で車を走らせているのに…

しまじまの旅 たびたびの旅 101 ……先進的なリサイクル機械と牧歌的なカルヤラ料理

クオピオからさらに東を目指して、車をひた走らせます。その前にクオピオの「生活」で出た瓶や缶などをスーパーでリサイクルに出しました。たぶんあるだろうと予想して大きなスーパーに行ったら、果たして「Pullopalautus(瓶の回収)」という表示が。 隣の…

しまじまの旅 たびたびの旅 100 ……クオピオのムイック

スオネンヨキからさらに車を北東へ走らせて、湖に囲まれた小さな都市クオピオ(kuopio)にやってきました。泊まるのは、これもAirbnbで探した、郊外の丘の上にある一軒家です。ベッドルームにリビング、キッチン、バストイレはもちろん、バスの奥に家庭用サ…

しまじまの旅 たびたびの旅 99 ……中央フィンランドならではの風景

カヤックツアーのガイドをしてくださった男性が、帰りがけに地図をくれて「もし時間があったら、このハイキングコースに行ってみるといいよ」と教えてくれました。風景がとてもきれいなんだそうです。それで、スオネンヨキからクオピオに向かう前に行ってみ…

しまじまの旅 たびたびの旅 98 ……ホテル・スオネンヨキ

カヤックツアーを終えたら、夜の七時過ぎ。北欧の夏は昼間が長いので、七時過ぎでもかなり明るいですが、たぶん疲れるだろうなと事前に予測して、国立公園から一番近い(車で30分くらい)小さな街のホテルを予約しておきました。スオネンヨキ(Suonenjoki)と…

しまじまの旅 たびたびの旅 97 ……湖でカヤック

ユバスキュラからさらに西へ向かってクオピオ(Kuopio)を目指す途中で、幹線道路から山(といってもフィンランドは高い山がほとんどないので丘といったところですが)の中の舗装もされていない道に分け入り、小さな小さなボート乗り場のような場所にやって…

しまじまの旅 たびたびの旅 96 ……ユバスキュラでぶらぶら

中央フィンランド(keski suomi)のほぼ真ん中にある都市、ユバスキュラ(Jyväskylä)にやってきました。ここにはお目当てだったアルヴァ・アアルト美術館と、中央フィンランド博物館があるのです。この二つは隣り合っているので、近くに車を停めたいなと思…

しまじまの旅 たびたびの旅 95 ……お隣さんちでお茶とベリー摘み

民泊のおかみさんが「お隣に日本と関係の深い人がいるから、会いに行かない?」と誘ってくれました。いちばん近くの「お隣」といっても1kmくらい離れたところにあるお宅です。私の車におかみさんも載せて、二人で向かいました。 これまた素敵なお宅です。農…

しまじまの旅 たびたびの旅 94 ……農家の離れとサウナ

タンペレからあちこち寄り道しながら車で一日走って、小さな街の郊外の、舗装もされていない道の先にある農家に泊まりました。ここもAirbnbで見つけた民泊です。ご案内の通りAirbnbでは宿泊前からホスト(オーナー)と何度かやりとりをするのですが、こちら…

しまじまの旅 たびたびの旅 93 ……古い教会

田舎道(といっても舗装された幹線道路ですけど)を走っていると「Vanha kirkko(古い教会)」なる看板と矢印を見かけました。そこで脇道に入ってしばらく進むと、こんなに美しい石造りの教会が建っていました。1920年代に建てられたルーテル教会だそうです…

しまじまの旅 たびたびの旅 92 ……森と湖と小麦畑

タンペレの空港で借してもらった車は、オペルのコルサ(Corsa)でオートマ車でした。ウェブ上で予約したのはフォルクスワーゲンのアップ(up!)という軽のマニュアル車だったんですけど、まあいいか。左ハンドルの右側走行ですが、台湾でさんざっぱらスクー…

しまじまの旅 たびたびの旅 91 ……「プア」な英語でも旅は進む

タンペレでは民泊(Airbnb)を利用したのですが、ホストが到着日時を勘違いしていたらしく、宿泊場所についても誰も応答してくれませんでした。仕方がないのでAirbnbのアプリからホストに電話するもつながりません。何度電話してもつながらないのでおかしい…

しまじまの旅 たびたびの旅 90 ……タンペレでもサウナ

ヘルシンキを後にして、列車でタンペレ(Tampere)へ向かいました。夏の観光シーズンなのであらかじめネットでチケットを予約しておいたんですけど、車内は割合すいていました。例によって駅の改札等は皆無。列車上で検札があって、スマホのメール画面にある…

しまじまの旅 たびたびの旅 89 ……サウナハットを買う

公衆サウナがあまりに心地よかったので、もうひとつ行ってみました。これも住宅街の中にぽつんとある「Kotiharjun Sauna」です。普通に人や車が行き交う(とはいえすごく少ないですけど)通りにバスタオル巻いただけのサウナ客が涼んでいるというのもなかな…

しまじまの旅 たびたびの旅 87 ……ふたたびのフィンランド

ふたたびフィンランドにやってきました。フィンランド語は言語的に英語などの語族とは大きく異なるそうで、ラテン語系の単語からの類推がしにくいので、以前旅行したときは街のそこここに書かれているフィンランド語がまったく分かりませんでした。でもあれ…

スチームが恋しい

ここ数週間来の寒波に耐えかねて、オイルヒーターを買いました。 デロンギ オイルヒーター サーマルカットフィン8枚 【8~10畳用】薄い羽のようなプレートが何枚もついた、デロンギのオイルヒーターです。この形を見ていると、中国の大学の留学生寮にあった「…

何も知らずに旅行に出かける

先般の北欧旅行は、どの国も印象深かったのですが、いちばんいまの自分に心地よく感じられたのはフィンランドでした。彼の地については事前にあまり知識を入れず、なるべく観光ガイドや旅行記なども読まないようにして行きました。観光旅行って、事前に本や…

クラシカルなエレベーターに萌える

北欧の旅では、宿泊をすべてAirbnbで手配しました。民泊って、それなりに快適な場所に泊まろうとすると必ずしもお安いとはいえない場合が多いんですけど、いろいろ検索してみると、物価の比較的高い北欧ではホテルよりも安く快適に泊まれそうだったのです。…

ペリカンに丸呑みされて

コペンハーゲンの「デザインミュージアム・デンマーク」は世界的に評価の高いデンマークのプロダクトデザインを中心に展示している美術館です。先日訪れた際には、ちょうど日本のデザイン(ただし現代のものよりも浮世絵や民芸など近代以前のデザインにより…

現代北欧料理のお店三選

これまた例によって食べ歩きを極めた末でもなんでもなく、ネットであれこれ探して行ってみただけですが、いずれも現代的な北欧料理のお店を三つご紹介します。現代北欧料理といえばデンマークのレストラン「noma」が有名ですが、有名店だとかえって行きたく…

北欧でも中国語が重宝した件について

先日、Twitterで以下のようなツイートに接して、とても共感しました。中国語が出来ると、新疆の国境地帯やチベット高原や満州でも、南方の香港・マカオでも、コミュニケーション出来る。中国語学習とは、何千年かけて中国人がアジアで拡大した「文化的プラッ…