インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

もの

大谷選手のグローブとマンゴー崇拝

アメリカ・メジャーリーグの大谷翔平選手が日本国内すべての小学校に3個ずつ、合計約6万個のグローブを寄贈というニュース。発表からひと月あまりを経て、各地に届き始めたというニュースが再びマスメディアを賑わせていました。www3.nhk.or.jp www.oricon…

F.O.B COOP

東京メトロ日比谷線の広尾駅から西麻布交差点の方へ向かって少し行ったあたりに、かつて「F.O.B COOP(フォブコープ)」というお店がありました。1981年に創業されたお店で、輸入雑貨を販売し、カフェが併設されていて、いまではよくあるタイプの雑貨屋さん…

ラプアンカンクリのストール

フィンランド南西部、セイナヨキ(Seinäjoki*1)の北にラプア(Lapua)という小さな街があります。この街に拠点を置くテキスタイルブランド「ラプアンカンクリ(Lapuankankurit:ラプアの紡ぎ手たち)」は、シンプルかつデザイン性の高い製品で知られていま…

スーツと鴨南蛮と豆花

昨日の土曜日は、午前中都内某所でお仕事をして、そのあと神田に向かいました。神田に小さな仕立て屋さんがあって、そこでビジネススーツを注文するために予約を入れていたのです。ここ十年近く、スーツの着用を特に求められない職場で働いてきましたし、も…

しまじまの旅 たびたびの旅 120 ……停電と断水からの教訓

「ブーメラン台風」こと6号がふたたび沖縄付近を通過しています。私が泊まっている施設は目の前に港があるのですが、先日は向かって右から左へ風と波が流れていましたが、いまは真逆の左から右へ流れています。なるほど、台風は反時計回りに渦巻いているか…

一度手を出したら戻れなくなりそう

ハンディタイプや首かけタイプのポータブル扇風機は街でよく見かけますが、次はついにエアコンですか。オンライン英会話の次の教材を探そうと、いつもの通りengooに行ってみたら、こんな記事がありました。 https://engoo.com/app/daily-news/article/this-p…

すしトング

そのまま食べればまだ豆腐だとわかるけれども、すし飯とわさびと海苔と、それに醤油が加わるともはや本物の雲丹としか思えない「うにのようなビヨンドとうふ」。これにハマって軍艦巻きを何度も作っているうち、ある道具が欲しくなりました。握り寿司のご飯…

こんなボタンみたことない!

東京は新宿の文化学園F館ギャラリーで開催されているボタンの展覧会を見てきました。小さな会場ですが、とにかくボタン・ボタン・ボタン……さまざまな形と色と素材のボタンが展示されています。アンティークボタンのコレクション「TOMA collection」の展覧会…

老眼ジイさんになった

視力だけは昔からいいのです。若い頃は両眼ともずっと2.0でしたし、歳をとったいまでも毎年の健康診断では1.5のまま推移しています。でもご多分に漏れず、老眼は進行する一方です。視力はいいのに老眼、つまり遠くにある文字はとてもクリアに見えるのに、手…

銀座の時計店襲撃に思う

毎夕、夕飯を作りながら、あるいは食べながらBS-TBSの「報道1930」を見ています。毎回興味深いテーマで*1、しかもゲストの専門家にも論旨の巧拙があって面白いので、うなずきながら、あるいはツッコミを入れながら見ています。ところで、BSの番組というのは…

ダムフォン

同僚の英語の先生に、この記事を教えてもらいました。「ダムフォン(Dumb phone)」に関するレポートです。ダムフォンという呼称は、スマートフォンの対極に位置するようなダム(dumb:バカな、間抜けな)な携帯電話という一種の諧謔。本当に必要な機能だけ…

EYE to CAM

今年の1月から始めたオンライン英会話のCambly、コンスタントに続けています。今日は楽しく話せたな〜と元気になることもあれば、なかなか言葉が出てこなくて心折れることもあります。でもまあ語学の、特に初中級段階は心折れることの連続が当たり前で、そ…

職場に「推し」の写真を飾るのはアリ?

ネットで調べ物をしていて、偶然こちらの記事を見つけました。『労政時報』という企業の人事や労務と担当されている方向けの専門誌。私はまったくの門外漢なので存じ上げなかったのですが、1930年創刊という歴史のある雑誌だそうです。記事は労務管理担当者…

ラップフィルムの端がわからなくなったら

職場の教員室には小さな流し台が設置されていて、戸棚には排水口用のネットやらラップフィルムやらがおいてあります。いただきもののクッキーの袋を開けたので、湿気ってしまわないようラップフィルムで封をしようとしていたら、やってしまいました。うっか…

パタゴニアのフーディニ・ジャケット

同僚に「これはけっこう重宝するよ」とおすすめされて、パタゴニアの「フーディニ・ジャケット」を買いました。ジャケットというか、ウインドブレーカーです。ナイロン100%でぺらっぺらの一枚なのですが、微妙に暖かくなったり冷え込んだりするこの時期、温…

和柄をあしらったデニム

けさ職場に出勤してきたら、同僚の一人がおもしろいデニムを履いていました。腰回りの背中側、ベルトを通す輪っかがありますよね(アレを「ベルトループ」というのだと初めて知りました。)、その下の5センチあまりに和風の布がパッチワークのようにあしら…

初詣で招き猫を買う

ここのところ何年も、初詣は近所のお寺に行っています。私としては、ふだん自分は何の信仰心も持ち合わせていないくせに、お正月だからって「一年の平安無事」を祈るというのも厚かましいような気がします。でも私の妻はこういうことにけっこううるさい、も…

自転車とヘルメット

道路交通法が改正され、その施行日が決定したことで「全ての自転車利用者にヘルメットの着用が義務づけられる」ことになったそうです。私は自転車に乗る際には必ずヘルメットをかぶりますが、往来で見渡すとまだまだ使ってらっしゃらない方が大半です。今回…

NIGO®展

東京は新宿、甲州街道沿いにある文化学園服飾博物館で開催中の「NIGO®展ーー未来は過去にあるーー」を見てきました。施設の規模としては小体な博物館での展示ですが、アメリカを中心としたカジュアルウェアのヴィンテージコレクションがずらっと並び、壮観で…

オフィス着に凝らない

同僚の韓国人から興味深い話を聞きました。韓国のビジネスパーソン、特に若い世代の人たちは「仕事にいい服を着ていかない」というのがトレンド、という話です。仕事に行くときは毎日同じようなシンプルな格好(ファストファッションのTシャツとジーンズとか…

フィン・ユールとデンマークの椅子

東京都美術館でもうひとつ、「フィン・ユールとデンマークの椅子」展を見てきました。「ボストン美術館」展のチケット半券(というか、ART PASSのスマホ場面)を見せると300円割引です。デザインの美しさで定評のあるデンマークの椅子を中心に、家具デザイン…

鉛筆を数十年ぶりに削る

今日は朝から東京は上野公園にある東京国立博物館へ出かけてきました。留学生の通訳クラスで実習を行うためです。本館の「総合文化展」(常設展)で、日本美術の歴史を追いながら日本語での解説を英語や中国語に通訳するというものです。日本語でのガイド役…

かわいい響きの“söpö”

先日ファミリーマートで“söpö”というコスメブランドのマスカラやマニキュアを見かけました。“söpö”はフィンランド語で「かわいい」という意味で、たぶんそこから名づけたんだと思いますけど、たぶんほとんどの人は知らないですよね。でもこの単語「ソポ」は…

「一級遮光」の日傘はいい

東京は連日の猛暑に襲われておりまして、日傘が手放せない季節になりました。数年前に「日傘男子」デビューしてからというもの、その快適さにますます手放せなくなった日傘。以前購入したものはすぐに壊れ、修繕して使っていたものの、また壊れてしまいまし…

屋外ではマスクを外します

ここのところ数日ほど、各社の世論調査結果を興味深く見ていました。政府が公表した屋内外でのマスクの着用基準を受けて、マスク着用基準の緩和について賛意を表す方が、どの社の調査でもおおむね五割を超えていたからです。つまり屋外では、一定の条件を満…

服のサイズが合わない

東京は、ようやく初夏らしい陽気になってきました。今年は春らしい春をほとんど感じられないままゴールデンウィークに突入し、そのあともやたらに寒い日が多くて、一度しまった冬服や布団や暖房器具をもう一度引っ張り出したりしていましたが、これでようや…

タバコは、農業だ。

職場の図書館で、お若い方向けのファッション雑誌をパラパラとめくっていたら,こんな広告がありました。「タバコは、農業だ。」ーーこんなに罪深い広告があるでしょうか。同キャンペーンを紹介したJAcom(農業協同組合新聞)のウェブサイトにはこうあります…

スリングショット

先日、ジムのパーソナルトレーニングで「スリングショット」を教えてもらいました。ベンチプレスなどの際に使うもので、特にバーベルを胸まで下ろして推し挙げる瞬間、一番瞬発力が必要なところで補助をしてくれる、サポーターのようなものです。両端が筒状…

行李

職場で、頂き物のお菓子が紙を折って作られたかわいい箱に入っていたので、「まるで行李みたい」と言ったら、「氷?」と話が通じませんでした。そりゃそうだ。いまどき行李を使っている人はほとんどいないでしょうから。私が小学生くらいの頃まで、家では行…

ヘッドフォンの選択で途方に暮れる

昨年の6月に再購入したAftershokz(アフターショックス)の骨伝導ヘッドフォンが、また壊れました。前回同様、右側の音を振動で伝える部分の中でカラカラと小さな音がし始め、そのうちにビリビリ音にまで亢進し……使用開始からほぼ1年でそうなるところまで…