インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

たべもの

お店のご主人の「指導」がやるせない

先日、私の誕生日祝いということで、細君と二人で地元のお寿司屋さんに行きました。銀座とか青山とか、そういうところのお寿司屋さんではないので気さくな雰囲気ですが、それでもお値段は我々にとってはなかなかにインパクトがある、まあどちらかと言えば高…

ステーキは「強火で何度も裏返せ」?

牛肉をただ焼いたの(つまりステーキですが)って、おいしいですよね。お高いからめったに食べませんが、スーパーで時折「三割引きセール」みたいなのをやっていて、その時は「タリアータ」を作るために思い切って買ってきます。普段スーパーでは、オジサン…

ポルトガルのワイン飲み比べ

ポルトガルのワインと料理を楽しみながら、彼の地の食文化を知るという集いに参加してきました。編集者・ライターで「ポルトガル食堂」を主宰されている馬田草織氏とIDÉE SHOP共催のイベントです。イベリア半島の西側、南北に細長く伸びる国土のポルトガルは…

思いがけずかなった墓参

今年の二月に、こんなエントリを書きました。昔とてもお世話になった、今は亡き画家ご夫婦の思い出です。qianchong.hatenablog.com「先生の墓所も知らない私のささやかな夢は、いつかアッシジに行ってこの風景を探し出し、そこで受験時の『背叛』をおわびし…

しまじまの旅 たびたびの旅 82 ……たこ焼きとカンテ・グランデ

子供の頃と浪人生時代に住んでいた大阪には、思い出の場所がたくさんあります。まずはたこ焼きの「うまい屋」さん。天神橋筋の商店街にあるこのお店は、いたって庶民的なたこ焼き(+夏にはかき氷なども)屋さん。ここも「自由軒」同様、たこ焼きをつまみに…

しまじまの旅 たびたびの旅 81 ……京都の春巻と大阪のカレー

小学生の頃、京都市と大阪市のちょうど中間あたりにある枚方(ひらかた)市に住んでいました。家族で出かけることが大好きだった両親は京都・大阪・奈良の様々な場所に連れて行ってくれたのですが、子供だったせいか、神社仏閣はさておき、あちこちで食べた…

しまじまの旅 たびたびの旅 80 ……夏の終わりの京都

所用で関西地方に行くことになり、せっかくなので京都で一泊してみました。仕事以外で京都に来るのは、十数年ぶりです。夏の終わりの京都は、ある意味「季節はずれ」にあたるらしく、観光客は比較的少ないそう。それでも有名な観光地にはやはり大勢の方が。…

節酒を続けていられる理由

今年の夏はあれこれの用事も含めて都合三週間も台湾に滞在していたのですが、最初と最後の日を除いて三週間ほとんどお酒を飲みませんでした。根っからのお酒好きで、以前はほぼ毎日晩酌を欠かさず、ひと晩にワインを二本以上空けても(それも一人で!)平気…

高級瓶詰めウニを炒める

山口県産の、とても上等な瓶入りの塩ウニを頂きました。小さな瓶ひとつで数千円もする高級品です。ウニは大好きなのでとっても嬉しいんですけど……正直言いまして、あのエチルアルコールの香りが少々苦手です。封を開けて一口食べてみたんですけど「やっぱり…

しまじまの旅 たびたびの旅 79 ……おみやげ用の牛軋糖(ヌガー)二選

台湾のおみやげといえば「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」が有名ですが、昨今は東京にも微熱山丘のお店があって、しかも東京限定の薄くアイシングがかかった「りんごケーキ」のがことのほか美味で人気があったりして、わざわざ鳳梨酥を台湾から買って帰るの…

しまじまの旅 たびたびの旅 78 ……ソウルフードとしての排骨飯

奉職している専門学校には台湾の留学生が大勢いて、昨年の卒業生から「センセ、今度台北に行くことがあったらぜひここに」とお勧めされていたお店がありました。それがこちら、総統府や中山堂にもほど近い「東一排骨」です。排骨というのは、日本では「パー…

しまじまの旅 たびたびの旅 77 ……地味だけど滋味深い台湾かき氷三選

夏の台湾といえば何はさておき「かき氷!」ということで、今回の旅で印象深かった三つをご紹介します。 廟口冰店 澎湖本島は馬公の中心街、「燒肉飯」で有名な馬路益の手前にある屋台のようなお店です。シロップのかかった、見た目はごくごく普通のかき氷で…

しまじまの旅 たびたびの旅 76 ……望安嶼の古民家群と特攻艇

澎湖諸島の離島めぐり、今度は観光客向けのツアーではなく、一般の交通船で望安嶼に渡ってみました。澎湖本島と七美嶼の間にある、比較的大きな離島です。交通船の切符売り場は観光ツアーの拠点「南海旅遊中心」の隣にあります。切符を買うときは飛行機同様…

しまじまの旅 たびたびの旅 75 ……澎湖・愛しの紅新娘魚と燒肉飯

海鮮が豊富で、全体的に薄味な澎湖料理。何を食べても美味しいですが、大人数でないと色々頼めないので結局「小吃」の類ばかりが続くことになります。それはそれで何の不満もないのですが、せっかくなので地元の方おすすめのレストランに行ってみました。 「…

しまじまの旅 たびたびの旅 72 ……馬公市の北辰市場

去年に引き続き、今年も浮潛(シュノーケリング)のツアーに参加しました。朝八時出発なので、その前に港にほど近い市場で元気をもらってきました。ふだん人混みは嫌いだなどと言っているくせに、こういう市場の雑踏はうきうきします。勝手なものだと思いま…

しまじまの旅 たびたびの旅 71 ……馬公市内の排骨餛飩麵三選

例によって食べ歩きを極めた末の……というわけでは全くなくて、単に地元の人に聞いて食べに行った三つのお店です。 福台排骨麵 夜遅くまでにぎわっている人気のお店。豚の排骨(スペアリブ)と大ぶりなワンタンがごろごろ。排骨は衣をつけて揚げてあるらしく…

しまじまの旅 たびたびの旅 70 ……澎湖北海・憧れの灯台と砂州の島々

台湾の離島・澎湖の、そのまた離島を訪ねるツアー。先日行った「猫の島」虎井嶼に続いて、今度は「北海」と呼ばれる海域の島々を巡るツアーに参加してみました。最北端にある目斗嶼の灯台を目指します。下の地図は、島と島の間隔が縦方向にぎゅっと圧縮され…

しまじまの旅 たびたびの旅 69 ……澎湖虎井嶼・スローフードと猫の島

高雄からプロペラ機で澎湖に飛びました。高い山が全くない、平べったい環状の島、澎湖(大昔にできたカルデラ火山の外輪山だそう)。何度来てもその抜けるような解放感に強く惹かれます。海と空が、いちだんと広く大きく感じられるのです。今年はもう、民宿…

しまじまの旅 たびたびの旅 68 ……港園の牛肉麺と爵士冰城の紅豆牛奶冰

高雄に「帰って」きたら、何をさておき、まずは港園の牛肉麺を食べに行かなければなりません。地元で人気の牛肉麺屋さんで、日本で学んでいる高雄出身の台湾留学生も「あそこが一番!」と太鼓判を押すお店です。何度となく食べに行き、そのあっさりした味わ…

しまじまの旅 たびたびの旅 67 ……高雄左営・懐かしの餛飩

かつて高雄で働いていた頃、会社の台湾人スタッフが何度か連れてきてくれた餛飩(ワンタン)のお店がありました。現在台湾高鉄(新幹線。当時は建設中でした)の左営駅にほど近い場所で、庶民的な市場の入口にある、ほとんど屋台と言ってもいいほどの小さな…

しまじまの旅 たびたびの旅 66 ……静かな墾丁と庶民的な鴨肉屋さん

恆春の朝市を冷やかしてから、バイクで墾丁に向かいました。台湾最南端の岬があるところです。 墾丁は十数年前に仕事絡みで来たことがあるだけで、その時は通りにあふれる若者と、岬にある灯台しか見なかった覚えがあります。今回もその灯台を見てきましたが…

しまじまの旅 たびたびの旅 65 ……恆春ならではの味と旬の竜眼

今回、恆春に着いてからいろいろと検索して、恆春ではこの三軒のお店で食べてみたいなと思っていました。①朝ごはんは、こちら。 goo.gl②お昼ごはんがわりに、こちら。 goo.gl③晩ごはんは、こちら。 goo.glところが、なんと、①ご主人が臨時で来られなくなった…

しまじまの旅 たびたびの旅 64 ……南部の空気感が心地よい恆春

台東から電車とバスを乗り継いで、台湾最南端の古い街、恆春にやってきました。にぎやかな街で、殊にこの、ごった煮のような庶民的な空気が魅力的です。 恆春には昔の街を囲っていた城壁や門の一部が今も残っています。公園のように整備されている所もありま…

しまじまの旅 たびたびの旅 63 ……トビウオ推しの蘭嶼

綠島は「マグロ推し」でしたが、蘭嶼は「トビウオ推し」のようです。島のあちこちでトビウオを使った料理が看板やメニューに書かれていました。そこで、海辺の「海の家」風な食堂で浜風に吹かれながら食べたのがこれ、「飛魚特餐」。セットランチですね。200…

しまじまの旅 たびたびの旅 62 ……タオ族の信仰と主食

蘭嶼の集落では、十字架があちこちで目につきました。キリスト教の教会も数多く見かけました。蘭嶼の先住民族はタオ族(ヤミ族)ですが、この民族は独自のアニミズムを持っているものの、第二次世界大戦後にキリスト教が普及したそうです(参照:タオ族 - Wi…

しまじまの旅 たびたびの旅 60 ……漁港の九層塔パスタと蘭嶼の虹

若者でごった返す綠島を後にして、今度は蘭嶼に向かいます。ダイレクトに綠島→蘭嶼の船を使いたかったのですが、便数が少ないとのことでいったん台東に戻ることにしました。飛行機も一応あたってみましたが、こちらも小さな飛行機で発売後すぐに満席になって…

しまじまの旅 たびたびの旅 59 ……海水の温泉と「鮪推し」

台湾に限らず、離島へ行ったら必ず灯台を探します。かつて遠洋航路の船乗りか灯台守になるのが夢だったからです。灯台の周辺はたいがい立入禁止になっていることが多いのですが、遠くから眺めているだけでもその佇まいに何かこう、胸が高鳴るのを感じます。…

しまじまの旅 たびたびの旅 58 ……綠島の若者文化と監獄文化

綠島は、観光用の島内一周バスを除くと、バスやタクシーの類が一切ないので、バイク(スクーター)が必須です。私も電動スクーターを借りました。電動は馬祖でも乗ったことがありますが、電池の交換が頻繁で不便なので普通のガソリンで動くバイクを借りたか…

しまじまの旅 たびたびの旅 56 ……台東の米苔目と炸雞

国内線の小さなプロペラ機で台東にやってきました。台東は過去に何度か“走馬看花”的に通り過ぎたことがあるだけで、ほとんど何も知りません。タクシーの運転手さんに「台東のB級グルメで『まずは食べとけ』ってのは何ですか」と聞いたら、「そうね、米苔目か…

しまじまの旅 たびたびの旅 55 ……門司港レトロよりレトロ

かつて交通の要衝として、また石炭など物資の積み出し港として栄えた門司港。現在も残る古い建築群を中心に整備が行われ「門司港レトロ」として観光スポットになっています。門司港レトロについて/門司港レトロインフォメーション門司港と言えば最近の流行は…