インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

たび

しまじまの旅 たびたびの旅 124 ……とんこつスープの沖縄そば

沖縄に来てから何度も沖縄そばを食べました。手軽に食べることができて肩肘張らない感じがいいですし、炊き込みご飯の「じゅーしー」とセットで食べると満足度・満腹度も高いです。上に乗っているのは豚肉の「ソーキ」や「てびち(豚足)」や「三枚肉」がポ…

しまじまの旅 たびたびの旅 123 ……沖縄陸軍病院南風原壕群20号、沖縄県平和祈念資料館

旧海軍司令部壕に続いてもうひとつ、沖縄陸軍病院南風原壕群20号に行きました。「壕群」の名の通り、このあたりには約30ほどの横穴壕が作られ、陸軍病院の代替施設として使われたということです。そのほとんどは埋没するか破壊されるかしていて、現在ほぼ当…

しまじまの旅 たびたびの旅 122 ……ひめゆり平和祈念資料館、旧海軍司令部壕

台風一過となってもずっと重い雲が立ち込めていて、ときおり雨も降る天気でしたが、強風はなくなったので沖縄本島の南端まで出かけることにしました。まずは糸満市の平和祈念公園にある沖縄県平和祈念資料館と平和の礎です。……が、到着してみると台風のため…

しまじまの旅 たびたびの旅 121 ……荒天、疲労レス、読書

沖縄に来てから今日でまるまる一週間、その間ずっと荒天が続いています。そのうち半分以上は暴風雨で、なおかつその半分以上は停電と断水の中で過ごしました。いったいこれはなんの罰ゲームなのというレベルですが、天気に文句を言ってもしかたがありません…

しまじまの旅 たびたびの旅 120 ……停電と断水からの教訓

「ブーメラン台風」こと6号がふたたび沖縄付近を通過しています。私が泊まっている施設は目の前に港があるのですが、先日は向かって右から左へ風と波が流れていましたが、いまは真逆の左から右へ流れています。なるほど、台風は反時計回りに渦巻いているか…

しまじまの旅 たびたびの旅 119 ……沖縄美ら海水族館

車を運転しながらカーラジオを聞いていたら、今回の台風6号を「ブーメラン台風」と呼んでいました。確かに、沖縄本島から見ると、片側すぐそばを通り過ぎたと思ったら再び反対側に引き返してくるんですから、ブーメランそのものです。天気に意図などあろう…

しまじまの旅 たびたびの旅 118 ……車の交換、2日ぶりの温かい食事とシャワー

台風6号の影響による停電と断水、きょうのお昼までは継続していました。「いました」というのは、フロントフェンダーが暴風で剥がれてしまったため、レンタカーを交換しに外に出ているので現状はわからないからです(この記事はスタバで書いています)。私…

しまじまの旅 たびたびの旅 117 ……停電と断水

命の危険を感じました。昨夜から今朝にかけて台風6号が直撃した沖縄。とにかく経験したことのないほど強烈な暴風雨で、窓ガラスが割れるかもしれないと一晩中寝られませんでした。断続的に停電していましたが、午前4時頃に停電して以降15時間近くそのまま…

しまじまの旅 たびたびの旅 116 ……スーチカ、麩イリチー、台風6号

臨時で泊まっているホテルの真ん前に「沖縄料理」を看板にした居酒屋がありました。お酒はほとんど飲まなく(飲めなく)なりましたけど、せっかく沖縄まで来たのですから無粋なことは言わず、入って二品だけ注文しました。スーチカ(スーチカー)という豚の…

しまじまの旅 たびたびの旅 115 ……筋トレからのステーキ

せっかく夏の沖縄にやってきたというのに、台風が接近中で天気は晴れたり曇ったり時々雨が降ったり。朝から仕事を片付けて、予約しておいたオンライン英会話をやって……って、これじゃまるっきり普段のルーティンで、夏休み感が少しもありません。しかも天気…

しまじまの旅 たびたびの旅 114 ……初めての沖縄と、ソーキそば、冷しレモン

日頃の行いが悪いという言葉は、こういうときに使うのでしょうか。最近身体の衰えが激しくて、縁起でもないけれど、なんとなく人生も終末に近づいているような気がするので、この夏、元気なうちに沖縄へ行くと決めていました。沖縄を飛び越した台湾へはもう…

思い出の残骸

私が初めて中国へ行ったのは、たしか1992年か93年頃だったと思います。当時私は熊本県の水俣市に住んでいて、主に水俣病に関する資料館の広報誌を編集する仕事をしていました。その仕事のつながりで、福岡の印刷業者さんとやり取りをしているうち、福博綜合…

電動キックボード

道路交通法の改正により7月1日から「電動キックボード」が免許なしで乗ることができる(16歳以上)ようになりました。公道を走ることができるのはもちろん、時速6キロまでなど一定の条件を満たしたものであれば歩道の走行も可能だそうです。www.gov-onlin…

写真うつりが桁違いだって

コロナ禍も明けた(と考えたい)今年の夏は、三年ぶりに旅行へ出かけたいと計画を立て始めました。予算的にはそんなに余裕はないですけど、身体の衰えを日増しに感じている昨今、行けるうちに行っておかないと、あとから後悔しそう。というわけで、また台湾…

みんな同じ街になっちゃう

うちの近くにトラム(東急世田谷線)の松陰神社前という駅がありまして、駅の両側は商店街になっています。古くからのお店と、最近になってできたお店が混在しているなかなかおもしろい商店街です。私はこの街に住んでまだ6〜7年ほどなのですが、引っ越し…

駅メロ当てクイズ

留学生の通訳クラスは、箱根に遠足にやってきました。きのうときょうの二日間で、きょうはあいにく天候に恵まれませんでしたが、きのうはときどき日も差すまずまずの陽気で、箱根の風景を楽しみました。夕食を食べたあとは懇親をかねてクイズ大会を行いまし…

あるく

東京メトロの駅で新しいフリーペーパーの広告を見かけました。ウェブサイトと連携して、東京をさまざまな角度から紹介するという企画なんだそうです。私が興味を惹かれたのはそのタイトルです。『Alku Tokyo(アルク トーキョー)』。ニュースリリースにはこ…

フィンランド鉄道車内の“Shhh…”

フィンランド語の練習のためだけに使っているTwitter、たまたま開いたタイムラインにこんな写真がありました。電車内で撮影されたものだと思いますが、私はご本人よりも、ごめんなさい、その後ろの壁に貼ってある“Shhh…(しーっ)”と書かれたプレートに目が…

こもかぶり

金沢のお土産に「こもかぶり」を買いたいと思っていました。薄いどらやきのような生地のなかに、小豆餡と栗が入っている和菓子で、紐をたすき掛けしたような形状と、そこに挟まれているひとひらの海苔が特徴です。その形状ゆえに作り方がとてもユニーク。こ…

しまじまの旅 たびたびの旅 113 ……泉鏡花記念館と金沢能楽美術館

金沢に来たのは初めてなので、ひととおり観光しようと思いました。が、なにせ人の多いところに酔ってしまう私なので、早朝から兼六園に出かけてきました。GoogleMapによれば、兼六園は朝八時から開いているそうです。しかもこの時期は「観桜期」で無料開放と…

しまじまの旅 たびたびの旅 112 ……金沢おでん

福岡からプロペラ機で石川県の小松空港へ。生まれてはじめて金沢にやってきました。まったく土地勘がないのでどこに行ったらいいのかもよくわかりませんが、とりあえずその名前だけは知っていた「金沢おでん」を食べに行きました。泊まるホテル近くの赤玉本…

しまじまの旅 たびたびの旅 111 ……食べあきない地元のラーメン

帰省二日目もお昼は地元の豚骨ラーメン屋さんです。東京の豚骨ラーメンに比べてあっさりしているからか、毎日食べても食べあきないんですよね。今日はおよそ十年ぶりくらいで、実家のすぐ近くにある「月天」というお店に行ってきました。ここはラーメンはも…

しまじまの旅 たびたびの旅 110 ……クリア豚骨

二年ぶりくらいで北九州に帰省しています。帰省したらどうしても立ち寄っておきたいのが地元のラーメン屋さん。土地柄、豚骨スープのラーメンがおいしいのですが、そのおいしさはなんといっても「あっさりした豚骨」にあると私は思っています。豚骨と「あっ…

フィンランド 虚像の森

以前、フィンランドの森の中をひとりでハイキングしたことがあります。観光客向けに整備された木道や山道を歩くだけの、いたって気楽なハイキングでしたが、人の少なさもあいまって、その圧倒的な森林の魅力を楽しみました。qianchong.hatenablog.com森と湖…

サイレントエアポート

先日、観光バスのバスガイドさんが「ガイド過多」なんじゃないかという感想を書いたのですが、観光案内の他にも過多だなと思ったのは、各種の注意事項です。その日はちょうど前日の夜に大雨が降った後だったのですが、観光スポットに到着してバスを降車する…

バスガイドさんの「芸風」について

留学生の校外研修で軽井沢にやってきました。さすがに涼しいです。ホテルのビュフェで朝食を食べていると、周りはほとんどがゴルフを楽しみにきたとおぼしき中高年のグループのようでした。まだあちこちでコロナ対策は継続中ですし、マスクも手放せませんが…

風景よりもスマホ

先週の日曜日、三軒茶屋の東急ストアで夕飯の買い物をして、東急世田谷線に乗ったら、連結部に立っていた私の前に、外国の観光客とおぼしき男性二人組が座っていました。まだそれほどインバウンドは復活していないと思うので、ひょっとすると日本在住の方か…

清少納言を求めて、フィンランドから京都へ

いわゆる「アラフォーシングル」のミア・カンキマキ(Mia Kankimäki)氏が清少納言に魅せられ、休職して京都へ研究に赴く……というより安宿に「転がり込む」ようにして京都にやってきます。エッセイであり、紀行文であり、ご自身がフィンランド人であるだけに…

「何かをしなくてはいけない」から離れて

Twitterで燃え殻氏が紹介されていたこちらの張り紙、これは本当にそうだなあと思いました。前に青森の酸ヶ湯温泉に行ったときに貼ってあった言葉。音読希望。「何かをしなくてはいけない」という気持ちを捨てること、解き放つことが現代の湯治であるという人…

E75号線を北上してみたい

人生の残り時間を少なく感じてからというもの、たいした蓄えもないのに毎夏せっせと旅行に出かけていました。でも昨年はコロナ禍で果たせずじまい。今年の夏も、特に海外へ行くのはたぶん無理でしょうね。それで時々Googleマップを眺めては、旅への想像を膨…