インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

くらし

中高年の「痛さ」が感慨深い

毎朝ジムで「朝活」をしているのですが、周囲を見回してみると30代から40代、50代とおぼしき「おじさん」方が圧倒的多数を占めています。女性もいらっしゃいますけど、やっぱり朝のこの時間は男性サラリーマンが中心なんですね。こういうところにも、日本社…

郵便局の「変わらなさ」について

メールや宅配便、あるいはバイク便でほとんどのやりとりを行うようになってからというもの、街の郵便局に行くことはほとんどなくなりました。それでもたまにお仕事の請求書を郵便で送ってくださいというクライアントがいるので、年に何回かは職場近くの郵便…

「つるっつる」をめぐって

先日、学校の教員室に中国人留学生の男性(二十歳くらい)が課題のレポートを提出に来たんですけど、その彼が帰ったあとに同僚の教員がこんな声をあげていました。「脚がつるっつる〜!」なるほど、蒸し暑くなってきたこの時期、留学生のみなさんはより快適…

スマホがあってもお困りの外国人観光客はいるみたい

日ごろ東京都心のターミナル駅、新宿駅や渋谷駅の周辺を移動していることが多いのですが、駅の改札や地下通路の周辺地図などの前で、スマホやガイドブックを片手に困っているご様子の外国人観光客をしばしば見かけます。私もこれでなかなかの小心者なので時…

あの「薄いビニール袋」を何とか避けたい

通訳クラスで、フランスの留学生と話していたら、「どうして日本のお店は包装が過剰なのか」という話題になりました。そのフランス人留学生は「日本のパンも大好き」なんだそうですが、日本のパン屋さんでの、パンを一個一個袋に入れて、それをまたビニール…

おいしすぎて、おいしくない。

毎日毎日炊事をしていると、ときに「ああ、今日は仕事でひどく疲れたから、手抜きしようかな」という気分になることがあります。そういう時は「もう鍋にしちゃえ」ってんで、しゃぶしゃぶ用豚肉と白菜と葱と豆腐あたりを水炊きにしてポン酢だけで食べたりし…

対等な言葉遣いについて

BLOGOSに載っていた岩田健太郎氏のこちらの記事に共感を覚えました。いわゆる「言葉狩り」や教条主義的な語源重視(と、そこからの批判・批難)に対して、それは短見かつ「つまらぬこと」であり、言葉の差別性は言葉の表現のされ方よりもその言葉を使う人間…

体罰が日常的に行われた時代があった

台湾のネット書店で購入したアニメーション映画『幸福路上』のDVDを観ました。台湾の近現代史を背景にしたストーリーもさることながら、画面の隅々にちりばめられた様々な細かい描写のリアリティに「ああ、この雰囲気!」と身もだえするような懐かしさを感じ…

なぜリベラルは敗け続けるのか

岡田憲治氏の『なぜリベラルは敗け続けるのか』を読みました。政治学に関する岡田氏の著書はこれまでにもほとんど読んできましたが、この本では「安倍一強」を許した野党の誤りと、そしてかつてご自身も政治活動にさまざまな形で参加しながら野党同様に現在…

遠い親戚の発言で体調をくずす

何年かに一度、何かの折に親戚が集まることがあります。それは結婚に際してであったり、あるいは葬儀に際してであったりするのですが、そうした集い——遠い親戚筋の人と会うような——に出席すると、そのあと数日は体調がすぐれません。もとより極度の人見知り…

自分の名前で出ています

先日「note」で、とても共感できる記事を読みました。ネットの功罪を冷静に分析した上で「うまく使おう」と指南されている記事です。特にこちらで述べられている「SNS断捨離」はとても大切だと思います。そしてTwitterでは私も「気軽にたくさんミュート」を…

脳卒中とタバコの関係

受動喫煙対策を強化する「改正健康増進法」の一部がこの七月から施行されます。この改正法は、例えば小規模飲食店内での喫煙が依然認められるなど「ダメダメ」な点も多いのですが、それでも一歩前進したことはよかったと思っています。この法改正によって、…

どうして私なんかに相談してくるのかな

教師という職業を長年(といってもほんの15年ほど、それも断続的にですが)やっていると、学生さんから、それも卒業後しばらく経ってから様々な相談を受けることがあります。それは学習上の悩みであることも多いですが、もっと重い、例えば就職についてとか…

下着ブランド名としての「Kimono」をめぐって

Twitterで「#kimono」や「#KimOhNo」というハッシュタグのついた多くの着物(和服)写真がアップロードされていました。アメリカのタレント、キム・カーダシアン氏が自らプロデュースした矯正下着のブランド名を「Kimono」としたことに対して、日本の伝統的…

体重が増えません

腰痛と肩凝りと不定愁訴の改善を目指してはじめたジム通いも「病膏肓に入」りつつあり、現在は「朝活」で週に5日、以前から続けているパーソナルトレーニングには週に2回通っています。体幹トレーニングと「筋トレ」がメインなのですが、年齢が年齢だけに…

チャイニーズのみなさんは立ち食いと冷えた料理が苦手

先日、華人留学生の通訳教材で“立餐宴會(立食パーティ)”という中国語が出てきたのですが、みなさんそこで一様に「うっ……」と訳出が止まってしまいました。ちなみに今、Googleの中国語インプットメソッドで「lican」と打っても、変換候補に“立餐”が出てきま…

かつての光を失いつつある百貨店

私が子どもの頃、デパート(百貨店)というのはみんなの憧れの場所でした。週末に、家族総出で自家用車に乗り込み、長い駐車場の列をものともせずデパートに繰り出し、ショッピングや食事(大食堂でね)を楽しむ……というレジャー形式(?)があったのです。2…

定期健診とPMCT

歯医医院へ定期健診に行って来ました。十年以上前に歯列矯正をした歯科医院です。年に一回の定期健診で毎回思うのですが、ついこのないだ検診をしたばかりのような気がします。一年が経つのがはやい、はや過ぎる。先生も「こんにちは、あれ? もう一年経った…

フィンランドのサーモンスープ

サーモンのスープを作りました。サーモン以外にも野菜をたくさん入れた、飲むスープというより食べるスープです。初めてフィンランドに行った時に食べたこのタイプのスープがおいしかったので、それ以来何度も作っています。後にフィンランド語を学び始めて…

「もうなくなった」金融審議会の報告書を読んで

6月3日に発表され、その後「老後資金は公的年金だけでは2000万円不足する」という部分だけがセンセーショナルに取り上げられた結果、諮問したその大臣が受け取りを拒否したり、与党幹部が「もうなくなった」と宣ったりした金融審議会市場ワーキング・グル…

誰にでも起こりうることとして

池上正樹氏の『大人のひきこもり』を読みました。川崎市の登戸駅近くで起きた大量殺傷事件と、その直後に練馬区の元農水事務次官が息子を刺殺した事件。いずれも中高年の「ひきこもり」がクローズアップされましたが、自分もこれまでの来し方行く末を考える…

一般向け医療本に登場する扇情的なイメージについて

私は十代の頃から「アトピー」に悩まされてきました。幸い症状はそれほど重くなく、現在では外見的にはほとんどアトピー性皮膚炎を発症しているようには見えませんが、それでもときどき痒みや皮膚の炎症がひどくなることがあって、この状態が雲散霧消したら…

安易に飛びつきやすい雑駁な切り口

先日、中国四川省の成都で開催されたサッカーの国際ユース大会「パンダ・カップ2019」。優勝したU-18韓国代表選手の、地面に置かれた優勝トロフィーに片足を乗せて高笑いする写真が拡散して大炎上、という「事件」がありました。www.asahi.com韓国チーム側は…

ステージがひとつ上がった感覚

年に一度の温習会は無事に終わりました。私はなぜか「トリ」を勤めることになっていて舞囃子の「枕慈童」を舞ったのですが、それまでお弟子さんたちはみなさん立派に舞っておられて、私が最後に大失敗でもしてぶち壊したらどうしよう……とかなり緊張しました…

後味の悪い出来事

先日、東急東横店の地下にある「フードショー」で特売のお刺身を物色していたら、突然シャワーの水が飛んできました。ちょうど私の目の前のガラス戸が開いており、奥(バックヤード)で洗い物をしていた店員さんの手が滑ったようなのです。眼鏡に水滴がたく…

舞囃子の申し合わせ

趣味で続けている能の温習会(発表会)が間近に迫り、昨日は「申し合わせ」がありました。申し合わせというのは、本番の前日や前々日あたりに実際に能舞台でお囃子や地謡の方々も参加した上で、ひととおり舞ってみることをいいます。リハーサルのようなもの…

“不成熟”な初老の私

私はすでに「初老」と呼ばれてしかるべき年齢です。初老なんて、個人的にはかなり心理的インパクトのある呼称ですけど、NHK放送文化研究所が約十年前に行ったアンケート調査によれば、当時の人々が考える初老の平均年齢は57歳。これには男女差があって、男性…

「かぶる傘」ではなく日傘を買いました

五月としての史上最高気温が各地で更新されている日本。東京も数日前から尋常ではない暑さになっています。うちの職場は服装自由なので、私はすでに上はポロシャツ一枚で通勤していますが、今からこれだと六月や七月はどうすればいいんでしょう。というか、…

一連の「浮かれよう」を目の当たりにして

東京都心の上空、昨日はやけにヘリコプターの爆音が聞こえましたが、これはアメリカのトランプ大統領が来日しているからなのかな? ここ数日、通い慣れた都心の街並みのあちこちに普段は見られない警官が立っているのに気づきましたが、これもおそらく警備の…

「高齢男性はそこにいるだけでキモいもんじゃないか」をめぐって

いつも拝見しているfinalvent氏の『極東ブログ』に、興味深い記事が載っていました。同じくこれもいつも拝見している鴻上尚史氏の『AERA dot.』での連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」の一記事、「66歳男性が風呂場で…