インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

うた

謡本から五線譜への「翻訳」

六月の温習会で舞囃子「清経」の地謡に入ることになっているので、目下、謡を鋭意暗記中です。昨晩のお稽古では、お弟子さんのお一人から「謡本を五線譜にしてみました」と、こんなものを頂きました。おお、謡曲がなんだかドイツリート(歌曲)みたいな雰囲…

築地本願寺の合同墓を見学してきた

昨年、学校の通訳訓練でたまたま使った「築地本願寺」のニュース。youtu.be新設された築地本願寺カフェの「18品の朝ご飯」やブックセンターも気になりましたが、個人的にいちばん興味があったのは「合同墓」です。昨年亡くなったお義父さんですが、葬儀のす…

中壮年に至ってキャリアを捨てるすごさ

何週間か前、大江千里氏のこの記事を読みました。toyokeizai.net大江氏といえば、私たちの世代にはその高いキーの歌声でお馴染みの深いポップ・ミュージックのアーティスト。その氏がそれまでのキャリアを捨ててジャズに転向したことは知っていましたが、そ…

いまさらながらエド・シーラン

仕事や旅行で台湾に滞在しているとき、ホテルではいつもテレビをつけています。日本ではNHKやBSの興味ある番組だけ見て、民放、特に地上波のそれはほとんど見ないのですが、海外に行けば別。ナチュラルスピードの外語の音に慣れるために、ずっとつけっぱなし…

塩津哲生師の神舞

先日見に行ってきた「若者能」の番組(プログラム)でもう一つ、どう言語化してよいかわからず、エントリに載せなかったものがあります。塩津哲生師の舞囃子『高砂』です。だって「すごい」としか言えないんだもの。「すごいものはすごい」のだから「すごい…

能とバッハとロックンロール

朝、細君を駅へ送った帰りに、車の中でInterFMの“Barakan Morning”を聴いていたら、珍しくバッハがかかっていました。番組のウェブサイトによると、"BWV 1067, MENUET ー BADINERIE" AURèLE NICOLET & KARL RICHTER & MUNICH BACH ORCHESTRA です。ネットで…

空耳

たった今知ったんですけど、GreeeeNの「キセキ」で…… 太陽に沿って歩いて/永久の愛を形にして/いつまでもきみの横で笑っていたくて という部分がありますが、「太陽に沿って歩いて」じゃなくて「二人寄り添って歩いて」なんだとか!? そう言われてみれば、…

1957年のグールド

FACTA onlineの『編集長ブログ』から。即購入。 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番&シベリウス:交響曲第5番アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン)グールド(グレン),シベリウス,ベートーヴェン,カラヤン(ヘルベルト・フォン),グールド(グレン),ベルリン…

Let's start from here

バラエティ番組の字幕を訳していたら、とあるコーナーでこの人の歌を紹介しているのにぶつかった。王若琳(ジョアンナ・ワン)。台湾生まれでアメリカ育ちだそうだ。 こちらは中文版。 曲を聴きながら、へええ、ノラ・ジョーンズみたいと思っていたら、果た…

五月天 2007”離開地球表面 JUMP”世界巡回演唱會

お台場のZepp Tokyo。初めて五月天のライブを聴いた。すごくよかった。いや、以前はライブなんて人混みにもまれるし、得てしてアルバムほどの感動は得られないし──という偏見があったのだが、やっぱり聴きに行く価値はあるんだなと素直に思いました、はい。 …

呼吸する音楽

『考える人』の夏号に載っている、アンナー・ビルスマへのロング・インタビューがすばらしい。ビルスマは弦楽器の弓使いを「呼吸」だと言う。アップボウ(弓先→弓元)で吸い、ダウンボウ(弓元→弓先)で吐くのだそうだ。演奏者としての呼吸もあるのだろうけ…

學友光年世界巡回演唱会

“歌神”こと張學友(ジャッキー・チュン)のコンサート。以前の同僚がチケットを手配してくれて、真ん中の前から十列目あたりというステージにすごく近い位置で見ることができた。ステージにこれほど近い席は初めてだ。 さすがは張學友、観客の年齢層が幅広い…

橋段

通訳教材用のインタビュー音声をディクテーションしていたら、“橋段”という言葉が出てきた。ドラマなどの“劇情”や“情節”(ストーリー)、あるいは「場面」くらいの意味だ。“段”というくらいだから、たぶん京劇あたりから出てきた言葉だろうと思って調べてみ…

黒烏龍茶の歌

電車に乗っていたら、中吊り広告にサントリー『黒烏龍茶の歌』の中国語歌詞がでかでかと。 是因為“鄢烏龍”改變了我 讓我們 品嘗著 油的香濃 沒戀愛 沒有油 人生不敢想 那豈不是太無味 ……だって。わはは。“鄢烏龍”の“鄢”は日本語で「くろ」と発音するのがポイ…

N響の吹奏楽

「N響アワー」で吹奏楽をやっていた。N響が吹奏楽の楽曲を演奏するのは80年の歴史で初めてだそうだ。しかも曲目がアルフレッド・リードの『アルメニアンダンス・パートⅠ』。懐かしすぎて、ユーフォニウムの音がきれいで涙が出た。

唱得很搞怪

近々友人数名とマイク103にカラオケを歌いに行く予定。今回友人から指定された課題曲は周杰倫(ジェイ・チョウ)の『屋頂』、それと自分で自分に指定した課題曲に同じく周杰倫の『鬥牛』、いずれも密かに練習中。 『屋頂』は周杰倫が温嵐(ランディー)に提…

There Must Be An Angel

日産の「シルフィ」だったかな、コマーシャルで“There Must Be An Angel”をジャズ風にアレンジしたものが流れていたが、最近タンゴ風のアレンジに変わった。この曲、懐かしいなあ。 ビー・ユアセルフ・トゥナイト~スペシャル・エディション SHIFT second-NIS…

復活のシンフォニア

吹奏楽をやっていた人にはお馴染みの作曲家・ネリベルの作品集。 『二つの交響的断章』という曲が収められていて、これはもう聴いていてワクワクし通し。1960年代の作曲だそうだが、このスペクタクルな雰囲気は当時の時代背景が影響しているのだろうか。今で…

あああっ!

ミクシィに「青じそドレッシングのCM曲は、周杰倫の『麥芽糖』?」という話題が載っていて、ああそういえば、と思う。 うろ覚えだが、リケンのCMで『麥芽糖』のイントロのようなメロディが流れていたような気がする。リケンのHPではまだこのCMが公開されてい…

王力宏蓋世英雄日本演唱會

渋谷・NHKホール。会場前でid:michiyonさんとid:marikさんにお会いした。 この王力宏(ワン・リーホン)という人、昔は単なるルックスのいいアイドルだな〜という程度の認識しかなく(大変失礼しました〜)、それほど興味をもっていなかった。ところがデビュ…

七里香のカバー

今日調べものをしていて偶然知ったのだけれど、大陸のアイドル・張含韻(クリスティ・チャン)が周杰倫(ジェイ・チョウ)の『七里香』をカバーしてんのね。へえ。アレンジはオリジナルと全く同じ。でも女声に合わせて若干キーが高く、物憂げな歌い方。新鮮…

華流Festa2006

台湾の芸能人五名が来日して開催された歌&トークのイベント。お台場ZeppTokyo。いま字幕翻訳をやっているクライアントさんからご招待頂いたので、一緒に仕事をしている翻訳者と見に行ってきた。 最初に登場した楊丞琳(レイニー・ヤン)は歌もうまいし日本…

蘇打䖝

誠品書店の『影音雙週報』に載っていた台湾のインディーズ・バンド(もうメジャーか)「蘇打䖝」のアルバムが気になって、先日本と一緒に注文したら今日届いた。いつも早いね、誠品書店は。 『影音雙週報』にいわく…… 蘇打䖝的音樂就像在炎炎夏日突然喝到一…

無與倫比日本演唱會

別にライブにゃ興味ないから、などと言っていたのだが、ジェイ好きの友人から誘いを受けて「じゃあ、行ってくるか」的不真面目な態度で東京国際フォーラムに向かう。 友人は「下町の東急ハンズ」ことシモジマで蛍光スティックをどっさり買い込んできており、…

台湾国会マイアヒ

id:elielinさんのところから。大爆笑。“老不死”は李敖*1のこと、などelielinさんの解説や訳も詳しくてためになるうえ、ダウンロードもできます。 *1:鳳凰電視などでも見かける、あのうすサングラスのおじさんですね。

髪如雪

狼牙月 伊人憔悴 我舉杯 飲盡了風雪 是誰打翻前世櫃 惹塵埃是非 “狼牙月”は読んで字のごとく、牙のように鋭く細った三日月。“伊人”は古風な言い方で「あの人」、もっと具体的には「思いを寄せる女性」。寒々とした月を見上げて彼女は憔悴……というより、まあ…

麥芽糖

勝手に歌詞を解釈する「ジェイ祭り」は続く。 これはまた『夜曲』とはうって変わり、明るくて楽しい曲。『麥芽糖』というタイトルがまずキュートだ。「サワディッカー」や「ポムラックン」などというタイ語が合いの手に入っていることからして、タイの農村風…

夜曲

こないだ出張から帰ったら、注文しておいた周杰倫の新譜『十一月的蕭邦』が届いていた。年に一度の「ジェイ祭り」、まずは最初の『夜曲』から聴く。な、なんですかこの歌詞は……。 ショパンの『夜曲*1』といえばあまりにも有名で、「定番」(?)の二番・変ホ長…

ジャズ版「ゴルトベルク変奏曲」

Bach's Goldberg Variationsアーティスト: Johann Sebastian Bach,Loussier Trio出版社/メーカー: Telarc発売日: 2000/05/23メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る レコード屋で偶然みつけた、ジャック・ルーシェ・トリオが演奏するバッハ「ゴルト…

翻訳者の“SOUL”。

現地スタッフのオタク的な意気込み、ということでもうひとつ。 たまに日本のアーティストのCDを台湾で買うことがある。日本で買うより安いこともあるが、多くが台湾限定発売盤なので、特別に歌詞の翻訳がついてきたりして楽しいからだ。 まあレコード会社*1…